優しい先輩と俺様と私。





目の破壊力が凄すぎて一瞬目を閉じてしまった。


こんな姿普段だったら見れないもんね。


「ごめんね、待たせて。でも、何で正座してるの??」


クスクス笑って、ビーズクッションを持ってきて「座って」と私の前に置いてくれた。


「緊張しちゃって。すいません……ありがとうございます」


このクッション座った事ないからおそるおそる腰を下ろすとズボっと身が沈んだ。


「きゃ!!」


「松下さん、可愛いね」


「もう、からかわないでくださいよ」


先輩と視線が合って、笑い合った。


初めて先輩と会った日からずっと目で追ってきたけど、直に笑い合っているのが不思議な気持ちだけど心地良さもある。


先輩の笑顔は凄い優しくて、寄り添いたくなる。