「ごめん、松下さん。今からシャワーしてきてもいいかな??」
シャワーですか!?
「どうぞ!!どうぞ!!私の事は気になさらずにゆっくり浴びてきてください!!」
「ごめんね。すぐ終わらせてくるから適当にテレビとか漫画見てていいからね」
「は、はい」
先輩はベットに備え付けられている引き出しから部屋着やタオルを持って部屋から出て行った。
私は体に溜まった緊張を息と一緒に盛大に吐きだし、床に座った。
……緊張し過ぎて心臓が痛い。
さっきから落ち着こうとしてるんだけど無理。
先輩の部屋の匂いが私をそうさせてくれない。
抱っこしてもらった時にふわっと香って来た爽やかな匂いがしてる。
……社も私の部屋に入った時に何かしらいろいろ思う事があったのかなぁと思うと少し笑えた。

