優しい先輩と俺様と私。






「今度はどうしたの??」


今見ている状況で、そう言われるのも仕方ない。


私が李歩におんぶされてるから。


先生は椅子を引いて

「また転んだの??目も冷やした方がいいわね。同じところくじいたの??」

心配してくれている。


「先生、藍実は転んでません。こけるといけないからおぶってきたんです。……私もまだ詳しい話しは聞いてないんですが、昨日一緒に来た社と何かあったみたいで。落ち着くまで居させてあげてもらえませんか??」


「わかった。……松下さん話せそうになったら話してね」


先生はアイスノンを渡してくれた。


目に当てるとひんやりして、今の私の目にとっては凄い気持ちいい。


……社の怖い顔より泣きそうな顔のが焼き付いている。


昨日は笑ってくれたのに……社がわからない。


ーー……そうじゃない、知らないだけなんだ。