優しい先輩と俺様と私。





「黙ってろ」


「李歩!!助けて!!」


ニッと口角を上げて

「このまま教室まで運んでもらいなよ」

李歩、正気!?


私たちの教室は4棟の2階にあるんだよ。


ここから教室まではさっきより遠いのに。


「誰かに見られたらどうすんの!?」


「関係ねえ」


関係ない事はないでしょ。


先輩もそうだけどあんたもモテるんだから、こんな公になったらヤバイよ。


社は特に年上からモテてるんだから、自覚してよ!!


「ここでおろして。足引きずってでも自分で教室行くから!!あんたの手なんか借りなくてもいい!!」