あいつ、でこ丸がいない時ヤンキー丸出しで接してくるから怖いんだよな。
今日、呼び出されたのだってでこ丸のことだってのはわかっている。
野波なら全部知ってるだろうから聞き出すつもりだ。
蝉の音に負けじと俺の心臓もうるさいくらいに響いている。
……何て言われるか不安で仕方ない。
距離が近づいたと思ったのに笑い合わない同級生に戻るのって言われて、泣かせた。
あの時もっと俺が安心できるような、頼れるようなことをできればよかったんだ。
あの時から後悔ばかりが渦巻いている。
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