優しい先輩と俺様と私。




「松下さん、君は…浩輔君って子が好きなの??」

悲しげな笑みを浮かべて先輩が言った。

社の事はまだ好きじゃない。

独占欲湧いて、気になる存在だった。

あのまま一緒にいれば好きになってたかもしれないけど、安未果先輩の件もあって私の気持ちはストップしている。

…それよりも、守らないといけないって気持ちのが大きかったから。

正直に話してしまった方のがいいのかな。

先輩は安未果先輩の事も知ってるし、話さないとまた心配かけてしまう…でも、先輩は…。

「…先輩は私にさよなら言いに来たんですよね??…関係のない先輩には話しません」

涙がまた込み上がって来るから先輩に背を向けた。

「…僕はそんな事言いに来たんじゃない」

先輩の腕に優しく包まれ、爽やかな香りが鼻をかすめた。