目を覚ますといつ間にか外が真っ暗になっていた。
泣き疲れてそのまま眠ってしまってたんだ。
机の引き出しから手鏡を取り出して自分の顔を確認してみると、自分の顔じゃない顔が写っていた。
…誰だ…と、思っても自分の顔なんだけど。
目がパンパンに腫れて、笑える。
「藍美ー!!起きたー??」
一階からお母さんが呼んでいる。
起きたよと返事をすると、プレゼントが届いてるから取りおいでとの事だった。
李歩からかな??
でもそれだったら連絡してくれると思うんだけど、忘れてるのかな??
部屋から出て階段を下りると、小さな白い紙袋が置いてあった。
中を見てみると、1枚の白い封筒と何色かの麻ひもで結ばれた白い箱が入っていた。
階段を上りながら封筒を裏、表を確認するけど名前が書いてない。