……お願いだから、タオル出て!!
先輩も凄い拝んじゃってるし、お願いします!!
震える手をボックスに入れて、奥の方の掴み出してみた。
「破りますよ」
「う、うん」
先輩もクジを覗き込む。
距離が近いけど、気にしてられない。
ゆっくり破って、開けてみると……。
私達はコンビニの外に出た。
「先輩、本当にすいませんでした!!」
「何で、松下さんが謝るの!?」
「タオルじゃなくて、まさかのクッション……。良かったら貰ってください」
クッションを差し出すと
「松下さん、良かったら持ってて。お揃いだよ」
先輩は同じクッションを私に向けてニコッと笑った。
「……持って帰ります」