「僕だよ! カエデ! あと、ソウスケくんと…」
私の説明に困ったのか、目線を私に向けながら言葉につまるカエデ。
3次元の人間がいると知ったら、出てこないかもしれない。
そう恐れた私は、カエデの困惑に首を横に振って返す。
「ソウスケ、と…?」
「ううん、それだけ。タイガくんは、もう少ししたら来るかも!」
「タイガ…」
その言葉を最後に、アンナは何も言わなくなってしまった。
どういうことなのだろう。
私のことは何も言ってないから、3次元に対する恐怖も、感じてないはずなのに。
もしかしたら、引きこもった原因は3次元じゃなくて、他に何かあるっていうの?


