どうやらこの世界では、3次元の存在が敵対視させられているらしい。 私の力が異常だからだということなのだろうか。 いや、きっとそれだけじゃないはず。 ひょっとしたら、私が来る前に何かあったのかもしれない。 それが何かなんて分からないけど、とりあえず今はどこかに隠れないと。 どこかいい場所ないかと探すが、良き壁になってくれるであろう立派な建物は、先ほど崩れ落ちてしまった。 ならば私はどこに行けば…と考えていると、まだ隣にいたらしきソウスケが、私の腕を掴んで走り出した。