「あ、あの!先輩!さっき、紗彩先輩とキスしてましたよね……」

私は無意識に聞いていた。

「あ、あぁ。あれは、紗彩が一方的にしてきたんだ。俺には別に好きな人がいるから。」

だ、だれだろ。しりたいな。


「風翔先輩。教えてください。」

「じゃあ。ヒント。
ヒント1、中学校で一緒に生徒会をやっていた。
ヒント2、年下。
ヒント3、今、俺の1番近くにいる。」

えーーー!?わ、私?

「お前だよ。瑚都。」

「ほ、ほんとにですか?。」

私はそう問いかけると、涙が出てきた。

生まれて初めて、中学校の時から片思いしてきた、先輩に告白されたから、その衝撃で。


「俺が嘘つくと思うか?」

「思いません!先輩好きです!」