え、あたしなんか気に障るようなこと言った?
なんで怒ってるの?
それにどうしてここで村田が出てくるの?
「急にどうしたの?」
「お前、この間村田と目が合っただけで嬉しそうにしてたもんな。実は今でも村田のことが好きなんだろ。」
「なんで……なんでそんなこと言うの!?」
あたしは村田のことはもう好きじゃないって前に言ったよね?
なのになんで…。
「それに花火大会にも誘われてただろ。行くんだろ?で、告白して早く付き合えばいい。村田もお前のこと好きなんだし、先に告白されるかもな。よかったじゃないか。」
待ってとあたしが何度言っても海斗君の口は止まらない。
だんだんあたしも腹が立ってきて、
「待ってって言ってるじゃん!」
と叫んでしまった。
すると海斗君はハッとして黙った。
「あたしは村田のことなんか好きじゃない!
前にも言ったと思うけど、この気持ちは変わってない。
なのにどうしてそんなこと言うの!?」
海斗君は何も言わない。

