山田さんとのその後は…──。


メールがちょこちょこ来ました。

メールではもちろん普通です。

またテレビの話題とかばかりです。

あの告白のことには一切ふれません。


ラッキー、よかった(・∀・)

と思ってました。

そして、会ってやっぱり嫌だったんだろうと若干へこんでましたww


それから1ヶ月くらいしてからです。

山田さんとメールするのもめんどくさくなってきたなぁと最低なわたしが思い始めた頃でした。


【鳥谷さんには素敵な人は出来ましたか?やはり僕は鳥谷さんにパートナーになってほしいです。】


と、またパートナーになってほしいと言われてしまいました。

パートナーて…伴侶?彼女?

なんかパートナーて言い方嫌だなぁ~とか思ってたわたし。


しかもこの頃、リュウに熱心になっていたわたし。

《ごめんなさい、好きな人がいます。》

とメールを送りました。



【そうですか。それでは僕は鳥谷さんを応援すると同時に身を引きます。ひつこい男と思われたくないからこれを最後にします。幸せになってください。僕と食事やメールをしてくれてありがとうございました。】


こんなメールが届きました。

山田さん…

ほんとにいい人だな。

あらためて実感。

リュウなんかより絶対山田さんの方がいい人じゃん。

でも…リュウ以外考えられなかったわたし。


《こちらこそありがとうございました。山田さんの幸せをわたしも祈ってます。お元気で。》

と返事。


ドラゴンボールでのスタートでしたが、珍しくわたしがいい人から始まり、いい人で終わりました。


【山田 END】