出会い系で出会った男たち 2

車の中でタツキにコッソリとメールを入れました。


【緊急事態。ユキのせいで今からメンズの部屋で飲むことに。11時40分になったら親のフリして電話して。】


そのときの時間は10時半。

あと1時間ちょっと我慢すれば大丈夫。

そう信じて返信を待ちました。

10分後にタツキからメールが届き


【お前またあの子と遊んでるの?あの子と関わらんほうがいいって言ったろ?まぁ、了解しました。】


とユキ批判文と一緒に了解とメールが届き一安心。



そして部屋に着きました。

さっきからうん、近いな近いな、もしかして通るかも。

と思ってましたがその家、わたしの家から徒歩5分くらいの距離でした。

めっちゃ近所です。

おいおい、これじゃたまに会うかもしれないじゃん。

やばいよやばいよ。


めっちゃ嫌~な気分になったわたし。

でも家が近いだなんて口が裂けても言いたくない。

ユキは気付いてるかも。

スーパーKYなユキがもし口走ったら…

その前に口止めだ!!

そのときでした。



「ねぇ、じゅりの家ってこの辺じゃなかった?」


スーパーKY炸裂です。