「ねぇ、知ってる?」




「なんで会社の外にいたの。」


隣に座る康平くんが口を開く。


「…準備、が早く終わった、から…だからっ、」



「はぁ、もう会社にはこないで。」


塞げれた続きの言葉。
康平くんは私の目を見て、はっきり言った。



プツッと私の中で何かが切れる。



「ど、して、…どうしてそんなこというの?」



弱々しい声は震えて、涙はもう目から溢れだしそう。



「…、会社は子供が来るところじゃない。」



グッと胸に刺さる言葉。


分かってるよそんなこと。
でも私だって次の年から社会人なんだよ?



いつもそうやって子供扱いする康平くん。



今日は楽しい夜になる予定だったのに。最悪だ。




「…もう、知らない。康平くんなんて大嫌い。」