後ろ姿で、世界が止まった。 あの光は、彼女の背中だとすぐに分かった。 だけど、信じられなくて。 いるはずがない。 焦がれた彼女が、こんなところにいるはずがない。 甘い立ち眩みを感じながら、一歩一歩彼女へ近づく。 胸の心臓の音は、爆音のように鳴り響き。 それ以外に何も聞こえない。何も感じられない。 ゆっくりと振り返る君が、笑顔を見せる。 『要さん。』 その鈴の音で、夢が現実と代わる 君に対するこの感情は もはや、感動だ。