「全然嫌じゃないけどさ、いいんだけど。……言いにくいけど、...高橋くんは?」
そう、私もそこが気になっちゃう。
「たぶん今年も帰ってこないだろうし、もういいんだ。だからこれからはフリー!色んな人と遊ぶつもり」
え、え、え。
花怜、ついに自分の中で自然消滅しちゃった……?
驚きを隠せない私同様、石沢くんも、言葉を失って花怜を見ている。
でもそうだよね、ずっと音信不通で彼が今どこで何をしてて、いつ会えるのかも分からないし、気持ちだってわからない。
不安で不安しょうがないに違いない。
花怜はもう忘れたいんだ、辛いこのことを。
「花怜...」
「そんな2人とも気落ちしないでよ」
「ああ、ごめん。じゃ、行くか夏祭り」
石沢くんも私も気を取り直した。

