「いえーい、Nのマークのハンバーガーショップ!」


結月は鼻歌を歌いながらメニュー表を眺めてる。


「どれにすんの?」


「これにする、ジュースは、んー」


光太と崎本からは買ってきて欲しいものをメールで送られてきたのでそれを注文する。


決まった俺たちは4人分を注文。


「あれ?お持ち帰りじゃないの?」


結月がそう言うのも無理はない。


2人分、つまり留守番の2人はお持ち帰りにしたのだが、俺と結月の分はここで食べるように頼んだから。


「俺らはこっちで食べるけど?」


「えっ、花怜たち待ってるよ?」


「待たせとけあんなやつ、暑いを理由に家を出ないなんてムカつく。まだ6月末のくせにこれからどうするつもりなんだよ」


チッと舌打ちすると、結月は苦笑いしたけど、そーだね、と頷いてくれた。