そんな先輩たちを無視して、花怜は私のところまで来ると、手をとって、談話室を出た。
「結月…大丈夫?」
赤く染まった頬、目は赤く腫れていて。
心配してくれる花怜の存在がいつも以上に大きくなった。
廊下を歩いていると、センパイに出会って。
センパイは大きく目を開いて立ち止まった。
「結月ちゃん…大丈夫?」
「女の先輩たちに結月は目、つけられてます。中学のときも今も。それで殴られたんです」
花怜はそうセンパイに伝えた。
「ごめんね、結月ちゃん。僕のせいもちょっとはあるよね…。僕の方からも言っておくよ、そんなことするなって」

