「結月!」
花怜の声がしたような気が…。
「か、花怜っ!」
バンっと勢いよく開いたドア。
「あなたたち!結月に何してんのよ!」
花怜は先輩に向かって、全く怯むことなく叫んでくれた。
私の涙で濡れた頬は赤く染まっている。
「先輩によくそんな口聞けるわね」
不敵に微笑んだ先輩。
「あら、あんたこの前、優季くんに告白したでしょ?」
えっ?優季に?花怜が?
「ふざけたこと言わないで。私の親友に何してんのよ!殴らないでよ!」
たぶん優季に話しかけたとき、他の人から見たら優季が花怜、それどころか女の子とはほぼ話さないから珍しく思ったから、なのかな。

