「な、なんでしょうか…?」
センパイのこと?それとも優季のこと?
「生徒会長の陽翔センパイは知ってるわよね?」
「はい」
「付き合ってるのね?」
嫉妬の心が顕になったような眼。
「もう、別れま、した」
「なーんだぁ。フラれたのね朝倉さん。やっぱり陽翔くんは、うちみたいな子がタイプなのね」
ふふと笑って、私を見下した感じ。
「あ、もうひとつ聞きたかったんだけど、優季くんってあんたのなんなの?」
急に口が悪くなった先輩。
「お、幼なじみです…」
あ、あのときと似てる…。
誰も助けてくれる人がいないところでひどい目に合うんだ…。
勇気をだして言っていたあの言葉もその事があってから言えなくなった。
「幼なじみねぇ。幼なじみってけっこう都合いいよね。普通に出かけられるし、しゃべれるし」

