「ねぇ、もしかしてあなたが朝倉さん?」


「あっはい」


私に声をかけてきた2年生か3年生のセンパイ。


「あなたと話してみたかったのぉー」


長年の私は勘で、この人たちは危険だと判断。


出来るだけ関わりたくないけど…。


「な、何でしょう」


「あなた、生徒会長のお気に入りになったでしょう?」

 
お気に入り??


「良い顔使って調子のってんじゃないよ!」


突然センパイはキレて、私の胸ぐらを掴む勢い。


「それにさぁ、あの細川くんってクールな男の子にも手、出してるんでしょ?」


優季?優季は幼なじみだけど。