優季のお母さんの車に荷物を乗させてもらい、私たちは歩いて学校へ向かう。 「そういえば、オープンスクールのときは工事中だったよね?」 「あー、そうだったな。めっちゃきれいにしたらしいし楽しみだな」 「うん!」 そして、くぐった門。 「わー!」 それはとてつもなく新しくて、おしゃれな学校だった。 信松学院高校とかかれた札。 門をくぐれば、別世界ともいえるほど、素晴らしい学校だったのです。