「ちょっとー、なんなのよ、あれ!」


花怜が怒るのも当然。


感謝もなければ、最悪、とかまで言われちゃって。


「なんなの、あの子。可愛いからって調子に乗ってるわ、なかなか」


ふん、と鼻息が若干荒い花怜。


「そういう子もいるからしょうがないよ。行こう、花怜」


そうだねー、と言いつつもイライラ中の花怜。


嫌な奴なのには変わりないけど、いちいちめんどくさいしね?


でもこの人もなんか問題を起こしそうで、嫌な予感が…。