「じゃあまたね!」 「ああ」 家まで送ってくれた優季。 家へ入ろうとしたその時、腕を掴まれてこちらへぐいっと引き寄せられて抱きしめられた。 どうなってるのかパニックで混乱している私の頭。 そっと体が離されたかと思ったら顔が近づいてきて、キスされた。 「ふはぁはぁ!?!?」 顔は、真っ赤だよね、火が出てきそうなくらいに。 「おやすみ、結月」 なんて甘い声なんだろう……。