でも、ある意味良かったのかもしれない。
完全に英語だけで生き抜く力を身につけるにはそれくらいしないといけない。
親には出来るだけ連絡しないでほしいと頼んだくらいだ。
花怜にはそういう事情があることも言わず、「ロサンゼルスに留学する」とだけ言った。
その時の俺は英語がとにかく大好きだった。
英検やTOEIC、TOEFLなんかを色々受けて、日々上達していることが楽しくてしかたなかった。
花怜と付き合っているのも嬉しかったけど、それ以上に留学が出来ることの方が嬉しかった。
だから大して考えてはいなかった。

