「ははは、あんなけ仲良くて付き合ってないとか笑えるね。どっからどう見てもカレカノじゃん」


石沢くんにもそう見えたよう。


「だよね、いい加減付き合ったら良いのに~」


そう笑いながら買ってきたケバブを口に押し込む。


「んー、おいし。石沢くんも何か買ってきたら?」


「じゃ、焼きそば買ってくるわ」


一人になった私は椅子に座りつつスマホを開く。


SNSを見れば、夏祭りに参加してる友だちのアカウントが更新されていて、浴衣姿の自撮りや彼氏とのツーショットやらがアップされている。


「はぁ~」