snow white (II)



「、、千秋」

そう俺が呟くと

ゆっくりとこっちを見つめ

「、、響」

と言った

「どうした?

傘も持たずに」

俺は千秋のもとへ行き

雨から千秋を守った

すると

「、、響!響!!!」

千秋は俺の胸に飛ぶつき

子供のように泣いた

俺は千秋を雨から守り続けた

そして

そっと肩を抱いた