放課後、俺は吉川の学校に翔太と一緒に向かっている。

なんか彼女のお迎えだと。
熱いね~って言ったら、週3だっつの!って言われた。

彼女の迎え途中に彼女の話をきくって...。

「俺さ~、高一になってバス通ですっげ~可愛い子がいるなって思ってたわけ。」
「それで?」
「それが優衣だった。俺、だんだん優衣が好きになって。告白した。そんでオッケーもらえたんだ。」
「へ~結構、簡単だな。」
「馬鹿か!お前、その告白が大変なんだぞ~。」
「はいはい。」

そんな風に話していて、学校が見えてきた。
「でさ、樹は美和ちゃんにどうアタックすんだよ。」
「さ~。何していいか分かんね~。」
「駄目だなー。何かないのかよ?」

何かねぇ...。その何かが難しいんだよ。

「あ、優衣からメール。」

メールってラブラブだね~

メール...か...

「そういえば俺、吉川のメアド知らない。」