翼side

「んんッ…はあッん…」

現在、

水樹と濃厚キッス中。

可愛い声を出すから、

止まらなくなる。

でも抵抗してこない。

何でだ?

そんなことを思いながらキスを続ける。

━━―…

しばらくして口を離した。

水樹は疲れきっている。

にしても…

キスばっかりしてるだけじゃ落とせねえよな。

「ねえ」

水樹が話し出す。

「何?」

俺がそう答えると

「早く出てってよ!」

と言ってきた。

こういうことしたあとは必ず不機嫌になる。

まあ、いつも俺の前では不機嫌だけど。