「ごゆっくり〜♪」

そ、そんな…

あたしは今にも泣きそうな目で舞を見つめた。

舞はその顔を見て一瞬にこッと笑って

「頑張って」

とあたしの耳にヒソッと言ってきた。

だから何を!!

舞はこいつがあのお風呂事件、部屋事件のやつじゃないからそんなこと言えるんだ!!

「じゃあ行くか」

グイッ

「きゃあッ」

いきなり翼に引っ張られる。

舞は笑顔で手降ってるし。

しかも何かさっきから周りの視線が痛いし…

最悪〜…

あたしのテンションは一気に下がった。