そんなことを考えていると、気付けば幸也が教えてくれた所まで来ていた。

「ここか。」

ガチャ…

静かにドアを開ける。

よかった。
誰もいないみたい。

こういうのって誰かが入ってるの分かんなくて入っちゃうとか多そうだもんね。

あたしはホッとしながら中へ入る。

服を脱ぎ、シャワーを浴びた。

そういえば…

今日いっぱい汗かいたっけ。

だって季節はまだ夏。

セミのうるさい季節。

そんな中、重い荷物を持って歩いてきたんだもん。

あたしはシャワーを浴びながら、軽く自分の汗を流した。

━━━――…

「ふぅ〜」

シャワーから上がり、今は着替え中。

ここで…

とんでもないことが起きた。