そして、嘘は恋になる



病室に戻ると

香が起きていた

「、、ルナ」

「、、香」

「聞いたんでしょ?

俺の病気のこと」

私は何も言えず黙り、こくんとうなづいた

「ハハッ

俺さ〜、天才デザイナーになる予定だったんだけどね

人生甘くないって感じだよね」

そう言って、香は笑いながら窓の外を見た

「、、香」

「俺さ、パリコレとかに出てさ

日本人としてさ

"kou"ブランド確立させる予定だったんだけどさ、、」

と言うと

彼は泣いていた

「、、なんでだよ!!

なんで、、なんで、、俺が!」

私の前で初めて見た彼だった

「俺は、、、

まだ死ねねーんだよ!」

そう言いながら

肩を震わせながら

泣きながら

嗚咽を漏らした