「おい、、

寝たふりしてんじゃねーぞ」

「、、あれ?

バレてた?」

「とっくにな」

なーんだー、面白くないのーと言いながら伸びをし出したバカ

「お前、瑠衣来てたのになんで寝たふりしてんだよ」

「今はまだ会えないんだよ、、

最高傑作ができてない

しかも、知ってるでしょ?

俺は最高傑作ができないとモデルに会わないの」

わかってるよ、、そんなことは

けど、あいつは普通のモデルじゃねぇんだよ

「お前、あいつがなんで初めモデルを断ってたか知ってんのか?」

「んー?

知らない、、けど、想像はつく」

「なら!」

「正也さん、人にはさ

自分で、、自分の力で乗り越えなきゃいけないことだってあるんだよ

たとえそれがどんなに辛くても」

そう言うあいつは哀しそうだった

それはお前自身にも言ってるのかよ、、

「俺はね

あの子は強い子だと思うよ

大丈夫

俺が必ずあの子を輝かせる」

「香、、」

「はい!まさやんお腹すいたー

お昼ちょーだい!」

と言い、いつものバカに戻った

、、こいつはどうしようもないバカだ

「お前には、ねーよ」

と言って、いつもの俺らに戻った