「あ!ぁぁぉああ!

キミ朝の、、!」

「あ、はい。」

「あ?なんだ?

知り合いか?お前ら」

とまさやんが不思議そうに見てくる

「いや、今日朝公園で創作してたらさ

またバサーっと原画が舞っちゃって、

それを拾ってくれたの

それがこの子」

とニコニコしながらまさやんに話す

「、、ちっ。瑠衣そんな紙燃やしてやりゃよかったのに、、」

とまさやんが毒を吐く

おいおいおい、、

いつからそんなブラックまさやんになったんだ!

「この学校の生徒だったんだね〜」

「あ、はい、、

先輩?ですよね?」

とその人を見ると私より1つ上ということがわかる

私たちの学校はネクタイの色で学年がわかるのだ

「そうだよ〜!

あ、自己紹介してなかったね!

滝山 香です

しがないファッションデザイナーしてます

ただいま、まさやんに学校に来なさすぎて絶賛怒られてます」

とニコニコしながら話し、まさやんにゲンコツを食らっていた

「あ、私は葉山 瑠衣です。

先輩の1つ下です」

と言い、愁も自己紹介をした

「あの、、

滝山さんってもしかしたらなんすけど

"kou"じゃないっすよね?」

と愁がいきなり爆弾発言をした

すると、2人が目を丸くし

「"kou"のこと知ってるの!?」

「い、いや、最近有名じゃないすか?

よくニュースでも聞くし」

「うわぁ、ありがたいなぁ

愁くんは良い人だー!

お兄さんとは違うね〜」

「おい、もっぺんいってみろ?」

とまさやんが滝山さんを睨む

「正解はね〜

ピンポーン!

そうだよ、俺が"kou"だよ」

「あぁ、、お前なんで言っちゃうかな、、」

とまさやんが呆れていた

だって、まさやんの弟なら大丈夫でしょ?と能天気な返事

「愁、瑠衣

このことは秘密してくれ

誰にも言うなよ、、

ただでさえ、こいつは面倒くさい

これ以上の面倒はごめんだ」

とまさやんがげっそりした顔で言う

「わかったよ」

「わかった」

と言い、私は愁と一緒に数学準備室を出た