苦しくて、愛おしくて




それが余計に俺を挑発させた。


「薄暗い部屋で男と女がベットの上あがってれば、考えることは一つでしょ、普通」


奈央の目の前にいるのは男だって、知らしめたかった。


「だって、私だよ? それに凛だし」


でも奈央は、俺の渾身の言葉もあっさり交わす。



分かっていたけど








……好きなのは、俺だけなんだな。