ポタッ


気づくと私は涙を流していた。


初めは断ったら怖かっただけで付き合っていたのに。


気づくと本気で好きになってたんだ、私。


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..


「よいしょっ…」


今日は私が日直だから先生にノートを集めて持ってきてと頼まれた。


だけど、43人分のノートの重さがとてつもなく重くて転びそうになる。


先生の鬼…


「恋羽、手伝うよ」


樹希亜くん!?


「大丈夫だよ…」


あのキスシーンを見てしまって話しづらくて。


断ったんだけど…