「…戸田川は友達と賭けをして、お金を貰ったんだ。だから、伊瀬恋羽、大丈夫か?」


「うん、田中くん、ごめんね…」


それ以上何も言葉が出なかった。


田中くんはそっと頭を撫でてくれた。


涙が止まらなかった。


もう、樹希亜くんはいいや。


私を思ってくれている人がいれば、それで。


☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..


「伊瀬恋羽、おはよう」


「田中くん、おはよう」


「伊瀬恋羽って呼びづらい」


「伊瀬でいいよ。」


「恋羽。」


なんだそれw


「なあに。」