あなたのトナリにいたくて。


『琉奈!あなた今どこにいるの?!』

―――そうだった、お母さんに連絡するのを忘れていた。

『ごめん、お母さん。昨日いろいろあって、帰れなかった。詳しくは家に帰ってから話すよ。』

『…わかったわ。なるべく早く帰ってきなさいよ。お母さんはもう仕事に行くから、明日その話は聞くわ。』

『うん。それじゃあ、バイバイ』

ピッ…
あたりを見回すと、克樹センパイの姿はない。
まだ寝てるのかな…?
でも、私の上には、見覚えのない布団がある。
ということは、克樹センパイいる…?
昼ご飯もなくなってるし…

…探しに行こう