次の日会社に行くと、イケメン社長の話題でテンションMAXな女子社員。

「皆さん、ミーティングはちゃんと真面目に。
会議室に移動して下さい」

女子社員達の早いこと(笑)

私も会議室に向かった。

上司達と共に他社の社長達が入って来た。

私は目が悪いため、顔が見えないが、女子社員達は小声で

「超イケメンだね、奥さん羨ましいな」

既婚者かよって1人ツッコミした。

他社の社長の挨拶。

背が高いのは分かったかな。

声も彼に似てる感じ。

社長が

「それでは、今回のイベントを発表しますから、責任者前に出て来るように」

2ヶ月かかり企画を出した。

呼ばれろ、呼ばれろと念じた。

【叶った!!】

私は社長の元へ近づいてく。

近づいてくに連れてイケメン社長の姿がハッキリしてくる

他社の社長にお辞儀をする。

「選んで頂き、感謝します。
チーム一同、全力で頑張ります」

「こちらこそ、宜しくお願いします」

顔をあげ顔をお互い見た瞬間時間が止まった。

彼だった。

私は握手した手を慌てて外した。

それから、席に戻った。

戻った後は無音状態な私。

ミーティング終わり私は足早に会議室から、出ようとした。

「チーフは、残って下さい、話あります」

会議室に二人っきりになった。

彼が私に近づいて来る。

私は後退りしながら、壁にぶち当たってしまった。

【ドンッ】

壁ドン。

私は目線そらした。

「久しぶりだな、ゆかり」

「久しぶりです、話何ですか」

「今日ここに来い。
話はそれだけ」

彼はkissして去って行った。

私はその場に座り込んだ。

手にはホテルの名前と、号室が書かれた紙。

私は気を取り直し、仕事場に戻った。

「チーフ、他社の社長からランチ誘われてますから行きましょう」

「私はいいから、行って来なさい」

私は作って来た弁当食べながらボーとしてた。

午後からはチームで会場下見、直帰した。

帰る途中携帯が鳴る。

見ると知らないから番号。

私は無視したが、何回もかかって来る。

渡しは頭に来て出た。

「何回も何回もしつこいわよ」

「何で来ねーんだよゆかり」

私は慌てて切った。

そして、電源OFFにした。

帰宅して私は自然に唇に触れていた。

5年ぶりの彼の感触。

私は頭を横に振りお風呂に入った。

インターホンが鳴った。

画面に写ってるのは彼だった。

近所の手前もあり、私はドアを開けて彼を引っ張り込んだ。

「何で家分かったんですか」

「チームの子に聞いた、書類渡したいから教えてって」

彼は玄関の鍵をかけた。

靴を脱ぎ部屋に入って来た。

私は後退りしながら、ドンドン追い込まれた。

壁ドンッ!!

「イブから、どれだけ俺が苦しんだか分かるか?
どれだけ、ゆかりを探したか分かるか?」

「いきなり、消えたのは謝る。
でもtちゃん、結婚したんでしょ?
女子社員が言ってたよ」

「あー、したさ。
お前の望み通り元カノとな。
子供も、四歳がいる。
これで、ゆかりは満足何だろう?」

「うん、満足だよ。
改めてtちゃん、おめでとう」

メチャクチャ強がりだった。

彼には見抜かれてた。

彼は両頬を掌で包むと

「もう、離れんな」

そう言いながらDKしてきた。

力が抜けてく。

彼は私をkissしながら、ベッドに寝かせた。

「tちゃん、ダメだよ。
姉さん悲しむよ」

「心配するな」

私は拒めなかった。

望んでたのかもしれない。

終わって腕枕されながら。

「ゆかり?」

「な~に」

「愛してる」

なが~いkissだった。

彼が帰ったのは日が明ける前。

会社では、親しみはなくそうと話になった。

土日は彼のいるホテルに行く条件。

禁断の関係になった。