**-- Epilouge --**
そう。
この世には意味のない出会いなんてないんだ。
出会うべくして出会うものなんだと決まっている。
ときには“偶然”と名を変えて。
ときには“必然”と名を変えて。
ときには“運命”と名を変えて。
そして、またあるときには、
“宿命”と名を変えて……。
栞が俺に残してくれたものは、気持ちや物だけじゃない。
ヒデ、雪ちゃん、
父ちゃん、母さん、樹紀。
長坂さん、香織、
三浦さん。
『ニコニコ引っ越しセンター』の仲間たち……。
たくさんの人との出会いを残してくれた。
そして、また新しい出会いがここにある。
栞が作ってくれた“一期一会”の関係は、ずっと色褪せることのないままに、こうして受け継がれていく……。
あのプーさんマスコットは、車にぶらさげることにした。
ムーンストーンのネックレスは、栞と一緒に天国へ行った。
バレンタインのチョコは、また冷凍庫の中にしまった。


