2年おきの恋。-偶然と必然と運命と宿命-

 
**-- Three --**



「吹く強さによっては消えます」

『そうですね。私が強く吹いたら消えます。弱く吹いたらこの炎は揺らめくでしょう』

「何が言いたいのですか?」


ワタシは沼の精にイライラしはじめた。


『この蝋燭はあなたの命の長さを表しています。このままそっとしておけば、あなたは蝋燭の長さの分生きられます』

「冗談。おかしなことを言わないでください」

『冗談ではありませんよ?少々お待ちください。すぐに本当だということを御覧にいれましょう』


そう言って、沼の精はまた沼の中へ戻っていった。


そして、今度は長い蝋燭とすごく短い蝋燭を持って現れた。


『私が右手に持っているのは寿命をまっとうしようとしている方の命。左手に持っているのはこれから私が吹き消さなければならない方の命です』

「……あなたがするのですか?」

『はい。残念ながら』


沼の精は、長いほうの蝋燭を見つめて悲しそうな表情を浮かべた。


「何か罪を……?」


ワタシは急に怖くなった。