2年おきの恋。-偶然と必然と運命と宿命-

 
**-- Eleven --**



それからすぐに、ワタシは直貴にリードされながら車に乗って部屋まで帰った。


部屋に着くと、外で雪とヒデが待っていてくれて、ワタシはまた泣いた。


雪に抱きしめられ、ワタシも雪を抱きしめ、2人で大泣きしてしまった。


こんな病気になってしまっても、友だちを捨てようとしたワタシでも、雪は何一つ変わることなくワタシを抱きしめてくれた。


ヒデはそんなワタシたちを見て、ちょっとだけもらい泣きをしているみたいだった。


こんなに優しい友だちや直貴に囲まれてこの瞬間を生きているワタシは、誰にも負けないくらい幸せだ。


3人にワタシは心からの“ごめんなさい”を言った。


そして、心からの“ありがとう”も言えた。




大好きな雪、ヒデ、
そして直貴へ。


ワタシは今、本当の友情と愛情の意味を教えてもらった。


ワタシのために泣いてくれてありがとう。


ワタシのために寒い中を待っていてくれてありがとう。


好きになってくれてありがとう、直貴。