「……イッタ…」 掠れるくらいの吐息とともに出た悲鳴は俺の加虐心を引き立てる。 「少しくらいいいだろ、お前は真面目に授業を受けたくてこの学園に来たのか?」 なつめがどんな表情をしているかは見えない。 だが、手に取るようにわかる。 「なつめ、答えろ」 腕の力を強めたら、強張る頬がイビツに歪む。 「……親の名誉」 「それを粛々と守って楽しいか?」