MAD LOVERS




黒で統一されたここは、唯一の拠り所。



規定の黒のスクバをベットに放り投げて、ついでに私もダイブする。


「疲れた…」



色々あった。



中野旭は、学園の所謂“王様”らしい。



そんな彼に俺のモノだと入学早々言われた私は、クラスに着くとそうそう質問攻めにあった。



『旭先輩とどういう関係なの?』



『まさか、彼氏とか言わないよね?』