MAD LOVERS

なつめside




ちぃは家に着くまでひたすら旭の悪口を言っていた。



容姿だけだとか、所詮遊びだから気をつけろとか。



とにかくうるさかったことしかもう記憶にない。


ガチャリーー


鍵を開けで玄関に入れば。



知らない赤い靴と、お父さんの靴。




あぁ、またか。