『そのクロスがあれば、それを理由に会えるじゃないですか』 『あ、そっか。 でも、クロスなら買えばいいじゃん?』 『…それを借りてる身で言いますか』 『すいませんでした… 返しに行きます…』 『何回でも来てくださいね』 私が頷くと、優生くんはその日1番の笑顔を見せたのだった。 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・ その笑顔を最後に、私はゆっくりと目を開いた。