ウソのコイビトになりました





何だコイツは!そんなこと分かってるけどさ!



「ちょっと、彼女にそれはないでしょ!」



と、光くんが言ってくれる。
さすがイケメン。



そして、



「そ、そうだよ!朱里ちゃんのほうが可愛いんだからね!」



と少し頬を赤くして言う優夢。
ほんっと可愛いなー。



「はいはい。嘘だよ、朱里可愛いよ」



2人に言われて仕方なくそう言った。
私の顔を除くようにして言うものだから近い。


しかも不意打ちだったから、顔が赤くなるのを感じる。



社交辞令なのわかってる。
でも、素直に嬉しかった。



「……あ、ありがと」


「ん。……てか、顔真っ赤だよ?」


「それ言うな馬鹿!」


「はいはい」



ドキドキさせるつもりがさせられてる。
これはまずいぞ!挽回しなきゃ!



そうして、私達の自由時間は始まった。