「何お前、ゲームに負ける気なの?」 「違うよ!借りたものは返さなきゃでしょ?だから早く返せるように働くの! それに、光君家族にはお世話になってるからさ!」 「訳がわからない」って顔をしている陽斗君にさらに言葉を続ける。 「バイト7時までだから夜ご飯8時ぐらいになるから」 「………ったく。分かったよ。じゃーな」 そう言って私が持っていた陽斗君の鞄を受け取って帰っていった。 終始納得してないようだったけど、何とかバイトの許可を貰えた。 よし! 許可ももらったことだし今日も頑張ろう!