ウソのコイビトになりました




何か話題を変えようと思い、あることを思い出した。



「朱里、目閉じろ」


「え?」


「いいから」



そうして、目を閉じる朱里。


その間に、先ほど買ったネックレスを朱里に付ける。



「開けていいぞ」



すると、目を開け手を首元に当てる。



「これ……」


「欲しかったんだろ?」



そう言うと涙をいっぱい溜めて「ありがとう」と微笑んだ。



「これね、好きな人とずっと一緒にいられるって噂のネックレスだったの。すっごい嬉しい!」



だから、なんで、そんなことばっか言うんだよ。
幸せそうに笑いやがって。